みなさんこんにちは。
磐田駅から車を走らせ10分。のどかでゆったりとした風が吹き抜ける景色の先に、今回の目的地はありました。
今回はtesio FOODSの漬物加工を担っていただいている松本晃一さんにお話を伺いました。
ー 出会いは突然に ー
実は、tesio FOODSと松本さんとの出会いは、tesio FOODSの(ほぼ)アポなし訪問でした。カーボンフットプリントを考慮すると、野菜が採れる浜松市周辺で漬物加工をする必要があるのですが、なかなかアテが見つからず。そんな中、松本さんとtesio FOODSは出会いました。「メールで連絡もらっていたことは気がついていたんだけど、返信できていなくてあの時はごめんね〜。突然来られて正直驚きましたが、お話を聞いてみて、自分では思いつかないことでしたし、何よりも情熱というか思いみたいなものを感じて、一緒にやってみたいと思ったんです」
ー tesio FOODSから受けた刺激で、新しいチャレンジを ー
tesio FOODSに参画して思うことや変化はありましたか?と聞くと「こんな世界もあるんだな〜という感じ。普段はスーパーなどにキムチや漬物を卸していますが、価格と納期が決まっているいわゆる規格品なんです。それと比べてtesio KIMUCHIは、これまで使ったことのない食材や素材の組み合わせにびっくりしましたし、包装や梱包なども細かい指定やこだわりがあり、自分たちが知らなかった視点でお客様に喜んでいただく方法を学べました」と松本さん。
また、普段の仕事にも変化が現れたようです。「地元の焼肉屋さんと共同開発したキムチがあったんですが、その焼肉屋さんが廃業されることになって、終売しちゃったんです。ですが、パッケージのラベルからわざわざ僕の会社の連絡先を調べて、どこで買えますかって?ご連絡をいただくことが結構多くてね。それで販売を受け継ぎ、スーパーで卸すことになり、自分たちでネーミングを考えたりしました。これも、tesio FOODSとの出会いで刺激を受けて、新しいチャレンジをしたくなったからなんです」と、にこやかに語ってくれました。
ー 地方産業の課題 ー
松本さんの漬物事業のこれからについてお伺いすると「昨年、生産拠点を浜松市から磐田市に移転しました。僕は4代目ですが、息子も積極的に新商品を開発したり事業に参画してくれているので、この事業を継承することも視野に入れての決断でした。ただ磐田という土地柄、繁忙期などの短期での人員確保が大変なので、事業がこれからも続いていくためにはいくつか壁がありそうです」と課題も語ってくださりました。こういった地場に根付いた産業の持続可能性のために、tesio FOODSも貢献していきたいと、ますます身が引き締まる思いです。
ー お客さんのために、細部までてしおにかけて ー
「改めて、tesio FOODSの仕事は普段のものとは全く違います。原材料や調理法はもちろんラッピングに至るまでの工程もとても繊細で、細部までてしおにかける仕事は難易度が高いですが、若くて普段なかなか関わらないような人たちと仕事をするのは楽しいです。僕たちも購入者の方から感想をいただいたりしますが、「とても美味しかったです」とお客様の声が聞けるととても嬉しいしそれが生き甲斐ですね。お客様の喜ぶ顔を想像しながら、真心こめて漬けたいと思います」
tesio FOODSの漬物加工担当 松本さんへのインタビューでした。
真心込めてつくられたtesio FOODSを、お楽しみに。